温泉の本屋
不思議な街だった。

道に迷ったので地図を探した。
見つけた地図を眺めているうちに、自分の距離感が不安定になり、いっそう混乱した。

なぜかチャップリンが、おばあさんをつれて踊っていた。

この街の人たちには、三本目の足が生えているらしい。
しかも、人間の足とはおもえない!

そんな不思議な街に、グッドデザイン賞を受賞した温泉があると聞いてやってきた。
デザイナーズ温泉!

温泉には、小さな小さな本屋があった。
お風呂に浸かりながら読む人のために、たとい濡れてもあんまり気にならないように古本という気遣い。
ブックカバーもつけてくれるそうだ。
私はのぼせるからやめとくけどね。

温泉は、いわゆる美人の湯。
ぬるぬるつるつるで気持ちのいいこと。
33度の低温炭酸泉は、まったき炭酸で、これがまた身体によさそう。
熱いの入ってぬるいの入って、熱いの入ってぬるいの入って、また熱いの入ってぬるいの入って。
ちびと、ひゃあひゃあ言いながら、ずいぶん長いことおりました。
600円で楽しく快適に長風呂。
しかもデザイナーズ温泉は、外観も内装もシンプルで、気持ちよく長居できるグッドデザインなのでありました。

この温泉のマークが入ったオリジナルうちわもグッドデザイン。
仏生山温泉は、高松にあります。
まちのシューレに寄って、アーケードをぶらぶらして、それからコトデンでコトコト移動。
仏生山は古い街並み。
おいしいつけうどんのお店や、いい感じのカフェも。


