羊草ーひつじぐさー

遠い街


 堀井和子さんの「ヴァカンスのあとで」を読んでいたら、もう、数え切れないくらい何度目かなんだけど、盛岡へ行きたくなった。

 行ったことのない街。
 遠い街。


 私がよくイメージする、「どこかの次元にすでに存在する自分」の一つが、いつも旅人である自分。

 私は年中旅している。
 私は勘のいい旅人で、どこの角をまがればその街の「いいもの」「いいこと」に出会えるのかよく分かっている。
 一人でたくさん歩き、おいしいものを味わい、よそ者だからわかるその街の匂いを、文やカタチにして人に伝えたいと思う。
 気が向いたら列車に乗り込んで、時間にとらわれず身軽にどこへでも行く。
 旅は私にとって、散歩の延長のようなものだ。


 想像できる自分の姿は、どこかの次元にすでに存在する自分であり、それはいつかそうなれる自分である。
 





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 盛岡在住の戸村茂樹さんの版画。






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 ますます盛岡への思いが募るなぁ。





 


 








 
by hituji-gusa | 2012-01-10 23:13 | もの