羊草ーひつじぐさー

雪は天からの手紙




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 空から、はらはらと降りてくる雪。

 
 初めて雪の結晶を見たのはいつだったか。
 掌の上に落ちて溶ける一瞬のあいだに、はじめてそれとして見つけた形に感動した。





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 世界的な雪氷学者だった中谷宇吉郎は、その随筆もとてもよくて、この季節になると図書館で借りて読んでみる。
 いわば私にとっての「季節商品」。







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 季節商品といえば、この本もそうなわけで。

 ケネス・リブレクトという物理学者が文を、雪の結晶を撮ることにとりつかれたパトリシア・ラスムッセンという写真家が、ケネス・リブレクトが特別に制作した撮影器具を用いて撮影した写真を載せている。
 とても美しい、科学の本。






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 夏になると星の本を、冬になると雪の結晶の本を、自然と手に取っている。
 なんとなく、両者は似ている気がする。

 同じように、雪の結晶と、鉱物標本はなんとなく似たもののような気がする。
 去年から私の中で、石のブームがひそかに起こっていて、今年のカレンダーの一つは鉱物標本デザイン。

 星も雪も鉱物も、言葉はもたないけれど、たくさんの情報を持っているようで。



        「雪は天からの手紙 中谷宇吉郎エッセイ集」 池内了 編  岩波少年文庫
        「スノーフレーク」 ケネス・リブレクト 著  パトリシア・ラスムッセン 写真  山と渓谷社














 
by hituji-gusa | 2014-01-19 14:12 | 読書の時間