羊草ーひつじぐさー

お前は虎になるのだ


 リアルタイムで観ていたわけではないけれど、アニメタイガーマスクは何度も観た。

 今観ると、こんなの放映して大丈夫?と思えるような、大流血シーンの連続。
 ドクドクっ、という効果音とともに、リングの上に、毎度大量の血が吹き散らかされていた。
 私はたまにデスマッチも観るけど、当然ながらそんな風に血が噴き出したのを見たことはない。
 全編105話の中で、一体何人の尊い命が失われたのか不明。

 でも、当時、日本においては、怪獣が現れては方々で壊滅的被害を与えていたし、街を歩けばショッカーにさらわれる危険もあった。
 私が子供の頃、何かと世界は混乱していたのである。


 虎の穴はとても恐ろしい組織である。
 主人公・伊達直人いわく、そのトレーニングの過酷さは、前期5年半の基礎訓練の段階で全体の3分の2が死に、残りの半分が再起不能になるほどで、これに耐えて生き残った者はさらに恐ろしい地獄の特訓(例:素手でライオンと格闘させられる・後ろで巨大な丸いノコギリが回転しているベルトコンベアの上を走らされるなど)にかけられて、次から次へと死者が出続けることになり、10年後に生きて卒業出来るのはごくわずかだという。(wikipediaによる)

 アニメのオープニングの、翼の生えた虎がまさに虎の穴の象徴であるわけだが、私の住む街にある某男子校の正門の、大きく翼を広げた鷲だか鷹だかの銅像を見るたびに、「ここはもしや」と思ってしまう。

 同様に、たまに研究所風のひっそりした建物を見つけるたびに、ひょっとするとここは例の秘密基地ではないか、と今だに疑ってしまう。


  







 伊達直人は本当にかっこいい。
 あの、雑な線からできている伊達直人は、子供心に「いい男だなぁ」と思っていた。
 特に、最終回の、マスクを取ってから反則の限りを尽くすシーンは、今だに心を鷲掴みにされる。

 
 最近仕入れた情報によると、秋からアニメタイガーマスクの新作が放映されるとのこと。

 なんでも、二人のタイガーマスクが、虎の穴を壊滅するために、一人は表の世界から、もう一人は組織の中から悪に立ち向かうらしい。
 新日本プロレスが協力するとのことなので、かつて、猪木や馬場が雑な線でアニメ化されていたように、新日本の選手もまたアニメになって登場するみたいです。

 今度は綺麗な線で。











 余談ですが、旧作の「お前は虎になるのだ」の声は「バカボンのパパなのだ」そうだ。

 試しに、バカボンのパパの口調を真似ながら「お前は虎になるのだ」と言ってみたら面白かったので、ぜひやってみてください。
 

 


 


 

 
by hituji-gusa | 2016-07-25 10:40 | 趣味の小箱