羊草ーひつじぐさー

空飛ぶ男


 アニメのタイガーマスクの必殺技、「ウルトラタイガーブリーカー」。
 やられる方の選手が、上空にふわりふわりと飛ばされるのを見て、「プロレスはすげーな。あんなに人は飛ぶこと(飛ばされること)ができるんだ」などと、子供心に素直に信じるわけがない。

 でも、やっぱり人が飛ぶ姿は見たいもの。
 でもでも、プロレス観てても、実際人はそれほどには飛ばないのだと、諦めていたわけです。

 ちょっと大人になってから、リングの上にもよく飛ぶ人たちが現れて、すごいすごいと思っていたけれど、やっぱりこの人の飛ぶ姿は、それまでの選手に比べたら数段美しいと思ってハマったのでした。


 二ヶ月半ぶりに、飯伏幸太の試合を観た。

 一番安い二階席から、少し遠いけど眺めよく試合を楽しんでいたら、気がつくと至近距離に飯伏登場。
 「なんとラッキーな!」と目(まなこ)見開いて追っていたら、二階席の手すりをつたって歩いた後、ひょいと一階にムーンサルト。
 カメラを持って行かなかったので、スマホのチャッピーが果敢に激写した写真が以下。




b0110646_102413.jpg



b0110646_10253947.jpg



b0110646_1026825.jpg



b0110646_10264010.jpg



b0110646_1028319.jpg



b0110646_10285712.jpg



b0110646_10375162.jpg



 受け止めてくれた選手たちを捨て置いて、逃走するかに見える後ろ姿が素敵。

 子供の頃から、大人に「やっちゃダメ!」と言われるようなことは、たいていやってみただろう男だからこそできる狼藉。もう34歳にもなるのに。
 武道館は、そのせいで出禁になっていると聞いた。
 素晴らしい。


 今、まさにオリンピックの最中。
 決められた場所で美しく飛ぶ体操選手も素敵だけど、この非日常感に自由を感じてしまってクセになる。

 試合前のインタビューで、「誰もが楽しめる試合をする」と言っていた一つがこれだったのか。
 図らずも至近距離で目撃できて、今回も、プロレスの神様に感謝した次第であります。

 
 







 リングの上においては、飛び技はさらに華麗に映える。

 CWC二回戦の、ごく短いダイジェスト動画ですが、ドロップキック、中盤のトップロープからの場外へのムーンサルト、その場跳びのカンクーン・トルネードなど、この試合は全てが完璧に決まっていて素晴らしい。
 相変わらずのやられっぷりの見事さと、そのタフさに相手選手が目を見開いてビビる姿が面白すぎる。

 


 
by hituji-gusa | 2016-08-15 00:46 | 趣味の小箱