羊草ーひつじぐさー

カテゴリ:いろやかたち( 27 )

にんにくのような



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 こんなに白くて透き通るように美しいのに、「にんにくのような肌」という褒め言葉がないことが不思議なのでした。

 狂ったように靴下ばかり編んでいます。
 ソックニッティングにはまったのではなく、ソックヤーンにはまってしまって。









by hituji-gusa | 2017-06-12 12:22 | いろやかたち




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 虹を見ると、ときめく。
 何度見ても、気持ちがぱあっとうれしくなって、車を停めて見とれてしまう。

 この虹は本当に、そこから駆け出してそこまで行ったら触れるんじゃないかと思うくらい近くに見えて、しかも立体感があって素敵だった。

 写真ではうっすらしてわかりにくいでしょうが、外側に副虹も見えます。
 しっかり端から端まで完全な姿の二重虹でした。
 超ラッキー!

 


 



 
by hituji-gusa | 2016-12-11 17:51 | いろやかたち

虹色の雲



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 んでもって、今日は「チンアナゴの日」。

 「ゆらチン!」「チンソニZ」など、そそられる謎のキーワードを発見したが、東京は遠いなぁ。
 


 


 
by hituji-gusa | 2016-11-11 11:55 | いろやかたち

真実を知る者



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 クロヌマタカトシさんの展示を観てきた。

 香川のギャラリー「空とたね」にて。


 「太古の森の動物達を作っている」
 展示の前のブログで、クロヌマさんはそう綴っていた。

 流木のありのままを殺さず、手を加えることは最低限にとクロヌマさんは考えたのではないか。
 それが、動物達の表情や息づかいを、ありありと見せているように感じられた。


 狼、白鳥、ユニコーン、犀、クジラ。

 全身であったり、頭だけであったり。
 動物達は一様に静かで、沈黙の中に生きていた。

 偶然ではあるが、私にとってそれらの動物達は、この世界の真実を知る者だと感じてきた。

 真実を知る者は、黙して語らない。
 真実とは、いろんな理由から隠されてきたし、語る者は辺縁に追いやられる運命にあった。

 真実を知る者は、マイノリティーの定めを生きざるをえないが、それを受け入れて、ひっそりとこの世界のどこかで息をしている。
 それが自分を守る術だということが、身についてしまったかのように。

 そして、彼らは「まつろわぬもの」でもあるのだ。


 物言わぬ者達に囲まれて過ごす時間は、私にとってとても安らかな時間だ。

 まつろわぬものの無言の語りを聴くのが、昔から好きなのだ。
 そしてそこには、これまで語られてこなかった真実の音がこだましている。

 まつろわぬものの繊細な波動を私は愛している。
 それは決して私を傷つけることのない、優しさに満ちた波動でもある。




 


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 狼の目は、黒々として、澄んだ光を湛えていた。

 私はこの狼の、右の瞳と表情にたまらなく惹かれて、長い間そこに佇んでいた。









 
by hituji-gusa | 2016-09-30 17:22 | いろやかたち

物語のない世界で




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 猪熊弦一郎現代美術館でひらかれている、鈴木理策写真展「意識の流れ」を観てきた。

 タイトルの「意識の流れ」は、

 見るという行為に身をゆだねると、取り留めのない記憶や、さまざまな意識が浮かんできて、やがてひとつのうねりの様な感情をもたらすことがある。

 という、鈴木理策の経験に基づいてつけられたものだそうだ。


 人は写されたイメージに意味を見出そうとする。
 だが意味が生まれる以前の状態で見ることを示したい。


 
 たとえば風景を眺めるにしても、遠くの木々を見たり、目の前の花を観たりしながら、そのすべてを感じているだろう。
 それがレンズを通せば、シャッターを切るときにフォーカスしていたものだけが写真には落ちている。
 その瞬間だけいくらながめても、それまでに移ろった視線の流れ、意識の流れを読むことはできない。

 そういうことなんだろうか、と。


 たとえば誰かのことを深く知りたいと思うとき、その人が見てきた景色を、自分も見てみたい、と思う。
 その人の経歴よりも、どんな色を見て、どんな風に触れ、どんな温度を感じてきたかを知りたいと思う。

 私が感じたいのは、その人が今抱えている「物語」よりも、もっとシンプルにその人の底に存在する感性なのかもしれない。
 色や匂いのようなものだ。

 純粋に、今までに移ろった視線の流れ、意識の流れ、そういうものから生まれた感性。

 物語という仮のものではなく、その人本来の肌合いのようなものだ。
 





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 物語に取り込まれているとき、いろんな役を演じることを私たちは求められている。
 その役割を演じているうちに、自分の底に流れる感性を殺すか忘れてしまうことがある。

 私としては、もう物語にも飽きた。
 役としての誰かに出会うことにも飽きてしまって、この世が少しおもしろくない。

 自分を自分らしく見せているすべての物語を捨てて、感性という意識の流れを共有してくれる誰かと出会いたい。
 そういう場所で、人と出会いたい。


 と、そんなことを私は考えていたんだろうか、と館を後にしてから考えた。

 ひょっとすると、物心ついてからずっと。
 いやおうなく、物語に取り込まれてしまう悲しみについても。

 そういう場所で出会っても、ゆくゆく物語に戻っていく人たちのこととか。


 そういうことに思いをめぐらす自分は、やはり変わっているのだろうか、とか。



 ここひと月くらい、心をめぐる問いの答えが、今朝の夢にふと現れたような気がして、そうしたところ、鈴木理策の写真展のことを思い出した。
 
 せっかく四国に行くなら、あれもこれも、と思いかけたが、そうしたら肝心なことが薄まってしまいそうでやめた。
 大好きないのくまさんの美術館に行ったのにもかかわらず、あえていのくまさんの常設も素通りした。


 ただ、純粋に感じてみたかった。





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 図録は高かったけど、買うことに決めていた。

 表紙は三種類の中から選べるが、やはり桜にした。


 鈴木理策の撮る桜の色が好きだ。



 











 
by hituji-gusa | 2015-04-24 00:03 | いろやかたち




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 あっという間に桜も済んでしまったのですが、





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 今年の桜の記憶だけ残しておこうと思いましたので。





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 網戸越しに春の匂いを楽しむ、タロの後ろ姿。

 おまけです。

 




 






by hituji-gusa | 2015-04-13 22:00 | いろやかたち

春、のようなもの



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 こういう色は気分が上がる。

 夏でも冬でも秋でもなく、春だなあ、と思ってしまう。







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 花びらの下におりていくと、こんな感じになっていて。

 このところ、竹取物語が気になってしようがなかったので、黄色く光るところを切ったらなにか生まれるような妄想をしてみたりする。






 

 

 

by hituji-gusa | 2015-03-02 00:17 | いろやかたち

この世は、




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 すでにあの世なのではないかと思うような景色に、このごろよく出会います。



 






by hituji-gusa | 2014-06-12 23:40 | いろやかたち

色を拾う


 散歩の途中で拾った色。


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 裏はパステル調。


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by hituji-gusa | 2014-05-20 15:06 | いろやかたち

意味




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 この星では、命というものをゆっくり見ることができる。

 芽吹いて、咲いて、枯れて、消えること。
 明るくなり、また暗くなること。
 刻々と移り変わる、あらゆる色のこと。
 手から生まれ、だんだん形をなしていくものたちのこと。

 それらの変化を見ている自分、感じている自分がいることが奇跡なんだなあ。

 今、この瞬間にそれを感じる存在としての自分に意味があり、長い時間のなかで世界から認知されている存在としての自分にはそれほど意味がない。

 
 












 
 
by hituji-gusa | 2014-05-13 15:49 | いろやかたち