羊草ーひつじぐさー

カテゴリ:いろやかたち( 27 )

このごろの色


 いちごの赤とか。


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 かぶの白、セロリの緑とか。


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 バラの黄色とか。


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 このごろ身近にある色は、こんな感じです。

 









by hituji-gusa | 2014-04-26 22:28 | いろやかたち

沈黙という形


 孤独と沈黙。

 そういったものを恐れ、避けることによって、私たちは有限という日常を生み出し続けてきたような気がする。
 そのなかでもがきながら、答えをいくら探してもこの世は対処におわれるばかりで、時間という謎にもからめとられる。

 無限とは、実は孤独と沈黙の先に確かに在るものだけど、それを知る人は少ない。
 本当の豊かさや安堵も、そこにあるのになかなか人はそこに触れようとしない。


 
 日常的に、孤独と沈黙に帰る方法を持っている人は、それを知っていると思う。
 そうして自分というものを消すことの価値を知っている人は。

 それは観念だけの話ではなく、この世を生きる上で形を伴ってくる実感として。
 実際満ち足りて穏やかな暮らしとして。

 でも、どういうわけか、なかなか人は孤独と沈黙を選ばないものだ。



 

 
 


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 眠る羊はすべてを知っているだろう。






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 少壮の狼もまた。





 
 クロヌマタカトシさんの個展に行ってきました。

 クロヌマさんの木彫は、沈黙がそのまま形になっていると感じます。
 沈黙というものを、美しく、しかも生き生きした形で見せられると、ただ「それ」が分かる、そんな気がするのです。

 
 見ていると、触れていると、どういうわけか気持ちが静かになって、自分というものが消えていく。
 その感覚に触れることができる。

 だから、クロヌマさんの彫ったものをそばに置きたくなる。





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 クロヌマタカトシさんの個展。

 香川のギャラリー「空とたね」で、今月20日まで。













 
by hituji-gusa | 2014-04-06 12:00 | いろやかたち

雲のむこう




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 太陽を見ていたい。

 そう思うことがよくあるのだけど、雲の向こうに透けているときは、長いこと見ていられるからいい。

 





 




by hituji-gusa | 2014-01-04 21:58 | いろやかたち

ごうごうと


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 ごうごうと鳴る、冬の海。

 そろそろ、行きたくなってきた。


 
by hituji-gusa | 2013-12-19 20:42 | いろやかたち

言葉のいらない世界



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 私は数時間、雪の上に横たわって、このシマフクロウを見つめた。草の茎のような小枝以外は白一色の世界が広がっている。シマフクロウが彫像のようにじっとうずくまっている。雪の中の生物-この写真はまさにその瞬間をとらえた。その光景に心を奪われて、私は顔を防寒具で覆うのを忘れていた。その夜、友人から鼻が黒ずんでいるといわれた。救急病院に駆けつけたが、鼻の先端を失った。それでもこの写真を見るたびに撮影したときの喜びがよみがえってくる。







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 そのジャコウウシは、白い砂漠に立つ黒い王侯のように、何時間もこうして立っていた。この写真には、この動物に対する私の印象がはっきりと現れている。私はよく静寂に身を置きたくなる。群れから少し離れ、じっと立ち尽くすこのジャコウウシの姿こそ、私の思い描く静寂そのものだ。シャッターチャンスを待ちながらこの雌のジャコウウシと過ごした午後のことを楽しく思い出す。雌は私に興味を持って近づいてきたが、やがて背を向けると歩み去っていった。






 ヴァンサン・ミュニエという写真家のことを初めて知った。
 フランスのロレーヌ地方の寒村にある小屋で、質素に暮らしているというこの写真家は、北海道の鶴居村で撮影した美しいタンチョウの写真でも有名だそうだ。
 透けるような大きな羽を持つタンチョウのつがいが、完璧なダンスを踊るその写真は、息をのむほどに美しい。

 ジャコウウシは北極に住み、マンモスとともに暮らしていた時代を持つ古い動物。
 ヴァンサン・ミュニエが言うような理想的な静寂は、この地球にながらく在りながら、ずっと言葉というものをもたぬまま永らえ続けてきた存在の持つものなのかもしれない。

 
 禅の世界にも通じるような、静寂、シンプルさ。
 
 詩や短歌などの洗練された言葉はともかく、人の発する言葉というものはしばしば、発する人の心の真実を隠すために使われているように感じる。
 悟られたくない感情、自分でも気づきたくない感情。
 そういうものを覆い隠すために、理性の名のもとに言葉は利用されているのだ。

 良いとか悪いとかではなく、そういうのは、ただ、がっかりする。
 もう、そういう世界からは、そろそろ足を洗いたい。

 言葉を持たないものとの間では、隠すべきものは一切ない。
 だから、身近な動物がいとおしく感じられるのも自然だ。
 そこには、目には見えないが、限りなく静かで澄んだ行き交いがある。
 説明や言葉で足す必要はなく、いつでもすべてが「それでいい」のだ。 


 ヴァンサン・ミュニエの写真を見ていると、なぜだか涙が流れ続ける。
 「そこ」に居続けたいと、ただ、思う。




 

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 ヴァンサン・ミュニエの写真も収録された、ナショナルジオグラフィックの「ザ・ワイルドライフ・フォト」。
 素晴らしい一冊です。



 美しく感動的な写真が惜しげもなく公開されている、ヴァンサン・ミュニエのサイト。
 訪ねてみてください。

 vincentmunier

 
by hituji-gusa | 2013-12-16 09:48 | いろやかたち

きいろ



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 今年の秋は、なぜか黄色につよくひかれました。

 黄色~緑へのうつろい。
 黄色~赤へのうつろい。


 でも、いそがしくて、近所の大学のイチョウを写真に残しておくのを忘れていました。
 どんどん葉が落ちて、冬を感じさせます。

 























 
by hituji-gusa | 2013-12-06 09:44 | いろやかたち

蓮の花束


 蓮の大きな花束を抱え

 蓮の葉の日傘をさして

 散歩などしてみたいと思った 蓮畑の午後




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by hituji-gusa | 2013-07-27 21:03 | いろやかたち

へんないきもの


 しゅるっと草むらに入っていくとかげを見つけた。

 光る青い背中。
 かわいいやつら。

 同じようにヤモリもかわいい。
 窓にへばりついたところを腹の方から見ていると、指先のちっちゃい吸盤は精巧な渦巻きで、愛らしい。


 へんな形や色のいきものにひかれるのですね。
 ちっこい怪獣みたいなやつら。

 最近出会ったのはウミウシ。


 

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 今本淳さんという写真家がいて、ウミウシをたくさん撮っている。

 図書館で本を見つけて、その多様な色とかたちにおどろいた。
 へんなやつら、かわいいやつら。
 海で本物、探してみたい。


 ウミウシは飼育が難しいらしい。

 海洋学者でもあった昭和天皇は、ウミウシを甘辛く煮つけて食べてみたらしい。
 縮んで固くなって、おいしいものではないそうだ。


 水族館へ行くと、小さな水槽の、珍妙な生き物たちに釘づけになる。
 そういうやつらはいくらながめていても飽きない。
 ながめているうちに、すっかりリラックスして、仏のような顔になってます。



                       今本淳さんのサイト →私が出会ったウミウシたち 


 















 
by hituji-gusa | 2013-07-11 08:43 | いろやかたち

らいちょう




 このらいちょうは、私一人が山を歩いているでしょう。ところが、当時は山小屋へはほとんど泊まらなかったから、テント泊まりでしょう、テント張ってやってたんで、独りでぽつんぽつん歩いていると、誰とも口をきけぬわけ、話もしないし、そのときにばったりらいちょうが遊んでいるのに出会うんですな。非常に懐かしいものを感じるんですね。
 ここにも生きているものがおったぞ、生き物がおったと、その感情をあれはだしているわけです。





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 畦地梅太郎の版画の山男のそばには、いつもらいちょうがいる。

 東京の町田市にある、「あとりえ・う」は畦地梅太郎がじっさい住んで仕事をしていた場所で、今はギャラリーとして公開されています。
 「あとりえ・う」から届いた「鳥と山男展」のご案内の一部。

 畦地梅太郎のらいちょう。
 シールがあったらいいな。かわいいから。


 むかし、「雷鳥」という特急があったよなー、と思って調べたら、今の「サンダーバード」のことでした。
 でも、サンダーバードは雷鳥の直訳ではないらしいけど。
 


















 
by hituji-gusa | 2013-07-06 16:28 | いろやかたち

映る



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by hituji-gusa | 2013-06-28 18:28 | いろやかたち