羊草ーひつじぐさー

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意味もなく、目的もない

 

 スタイリスト、岡尾美代子さんの新しい本「肌ざわりの良いもの」。
 肌ざわりの良い布を集めた本。

 布はうれしい。楽しい。

 

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 ただ、布を織りたい。 
 初めて機の前に座った時から、そう思っている気がします。
 用途は手にした人が決める、自由な布を。

 いろんな羊を、洗ったまま、細く、太く、その羊の声を聴きながら紡いで織って。
 あたたかさもいろいろ、軽いもの重いもの、肌ざわりもいろいろな、ただの布をつくる。

 そういうことを、あらためてやってみたい。

 


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 色でもいろいろ遊んでみたい。

 染色メリノ、100色あったら100色を、黙々と薄~いシート状にフェルトにする。
 それが何になるかは考えないで、とりあえず、毎日、黙々と。


 意味や目的がはっきりしないこと。
 そういうことに一生懸命になるのは、楽しいと思います。
 




 
















 
by hituji-gusa | 2013-12-23 20:21 | 羊のこと

ごうごうと


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 ごうごうと鳴る、冬の海。

 そろそろ、行きたくなってきた。


 
by hituji-gusa | 2013-12-19 20:42 | いろやかたち

言葉のいらない世界



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 私は数時間、雪の上に横たわって、このシマフクロウを見つめた。草の茎のような小枝以外は白一色の世界が広がっている。シマフクロウが彫像のようにじっとうずくまっている。雪の中の生物-この写真はまさにその瞬間をとらえた。その光景に心を奪われて、私は顔を防寒具で覆うのを忘れていた。その夜、友人から鼻が黒ずんでいるといわれた。救急病院に駆けつけたが、鼻の先端を失った。それでもこの写真を見るたびに撮影したときの喜びがよみがえってくる。







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 そのジャコウウシは、白い砂漠に立つ黒い王侯のように、何時間もこうして立っていた。この写真には、この動物に対する私の印象がはっきりと現れている。私はよく静寂に身を置きたくなる。群れから少し離れ、じっと立ち尽くすこのジャコウウシの姿こそ、私の思い描く静寂そのものだ。シャッターチャンスを待ちながらこの雌のジャコウウシと過ごした午後のことを楽しく思い出す。雌は私に興味を持って近づいてきたが、やがて背を向けると歩み去っていった。






 ヴァンサン・ミュニエという写真家のことを初めて知った。
 フランスのロレーヌ地方の寒村にある小屋で、質素に暮らしているというこの写真家は、北海道の鶴居村で撮影した美しいタンチョウの写真でも有名だそうだ。
 透けるような大きな羽を持つタンチョウのつがいが、完璧なダンスを踊るその写真は、息をのむほどに美しい。

 ジャコウウシは北極に住み、マンモスとともに暮らしていた時代を持つ古い動物。
 ヴァンサン・ミュニエが言うような理想的な静寂は、この地球にながらく在りながら、ずっと言葉というものをもたぬまま永らえ続けてきた存在の持つものなのかもしれない。

 
 禅の世界にも通じるような、静寂、シンプルさ。
 
 詩や短歌などの洗練された言葉はともかく、人の発する言葉というものはしばしば、発する人の心の真実を隠すために使われているように感じる。
 悟られたくない感情、自分でも気づきたくない感情。
 そういうものを覆い隠すために、理性の名のもとに言葉は利用されているのだ。

 良いとか悪いとかではなく、そういうのは、ただ、がっかりする。
 もう、そういう世界からは、そろそろ足を洗いたい。

 言葉を持たないものとの間では、隠すべきものは一切ない。
 だから、身近な動物がいとおしく感じられるのも自然だ。
 そこには、目には見えないが、限りなく静かで澄んだ行き交いがある。
 説明や言葉で足す必要はなく、いつでもすべてが「それでいい」のだ。 


 ヴァンサン・ミュニエの写真を見ていると、なぜだか涙が流れ続ける。
 「そこ」に居続けたいと、ただ、思う。




 

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 ヴァンサン・ミュニエの写真も収録された、ナショナルジオグラフィックの「ザ・ワイルドライフ・フォト」。
 素晴らしい一冊です。



 美しく感動的な写真が惜しげもなく公開されている、ヴァンサン・ミュニエのサイト。
 訪ねてみてください。

 vincentmunier

 
by hituji-gusa | 2013-12-16 09:48 | いろやかたち

おねがい


 ソファに上がることを、いつも許しているわけではないけれど。
 ふと目を離した隙に、ちゃっかり上がってくつろいでいる犬がいる。

 モノを置いていたら大丈夫と思っていたけれど。
 置いてないスペースに収まって、平然と寝息を立てている犬がいる。

 しかも、手製の毛布の上で!




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 気持ちいいのはわかるけど。
 よだれと鼻水はかんべんしてくれ。




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 たのむ。
by hituji-gusa | 2013-12-13 22:16 | 本日のタロさん

きいろ



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 今年の秋は、なぜか黄色につよくひかれました。

 黄色~緑へのうつろい。
 黄色~赤へのうつろい。


 でも、いそがしくて、近所の大学のイチョウを写真に残しておくのを忘れていました。
 どんどん葉が落ちて、冬を感じさせます。

 























 
by hituji-gusa | 2013-12-06 09:44 | いろやかたち

寒いけど


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 冴え冴えとした夕暮れの一番星。

 いいものです。

 
by hituji-gusa | 2013-12-04 18:28 | 日々のあれこれ